もう辞めたいと思っている時は動きが止まっている時

僕が会社を辞めたいと思った理由
当たり前に起きていることが怖くなった。今のままでは自分の時間があまりにも無駄に感じてしまった。
家族にもはっきりとした稼ぎを作れなくて迷惑をかけてしまっていたし、自分のやりたいことがあってもなかなか進めていけないことがなんだかモヤモヤしていて、八つ当たりすることもあったかもしれない。
会社は確かに安定した収入を与えてくれるけど、今本当に必要なのはそうじゃないと自分では気付いていたように思う。
僕はプログラミングの勉強がしたかった。
わがままではあるけれど、くだらないと感じる時間で消耗してしてしまうくらいなら、自分の好きなことに時間を目一杯使う方が、効率よくお金を稼げるというのを自分の中でもはっきりとした自覚があった。
あとは決断するだけだった。本当は選択肢は目の前にいくつもあって、決断することに対してのリスクを負うことに怖がりすぎていたのかもしれない。
情けないことではあるけど、まだ小さな、でもたくましい子ども達と妻の支えと理解があって僕は突然変異のように会社を辞めた。
決断しないと選択肢は増えない
世の中は決断と選択で溢れている。僕たちは無意識にそういったものを自分で判断し、ネガティブになったりポジティブになったりしているけど、どちらにせよ決断も選択もしていかないと生きてけない。
好きなことを楽しくやるか、嫌いなことを我慢してやるか。そのメリットとデメリットそれぞれをその時々で判断する余裕が会社にいた頃はなさすぎたのかもしれいなと思うことがある。
会社は僕らの時間を制限する。そして外的要因を与えることで行動さえもコントロールしようとする。だけど一人一人が頭の中ではこうしたいあぁしたいといった気持ちを本当は持っている。
その内的要因に従うことが本当は大事なことで、内的要因に従わないから疲れてしまうし、決断もできなくなっていくのではないかと思う。
本当は一人一人がやりたいことをやっていいと思う。
例え街が汚れていても掃除が好きな人は掃除するだろうし、デスクに座って街が汚れていることを気にしないにしても、世の中のテクノロジーを進化させているのであれば、それはそれでいいではないかと思う。
みんなそれぞれに役割があるはずで、得意不得意があって、会社にそれを指図されなくてもやることがあるはずだと思う。
こういうことを言うと綺麗事だと思われるかもしれないし、単に意識が高いだけだと思われるかもしれないけれど、僕は決断したと言うだけのことで、決断できない人からするとそうなるのだろう。ただそれだけのことだと思う。
会社では時間が止まっているように思えた
高校を卒業して何年も会社で働くことに慣れてしまっていたから、自分の気持ちにも気付けなくなったし、学校がそういう風になりがちな指導をしていることにも気付けていなかった。
もっと前から気付いているべきだった。自分で決断し選択することを諦めずにいるべきだった。ある日からそう思うようになった。この決断は思ったよりも大変なことだった。
周囲は当たり前のように大学へ行き、当たり前のように就職していた。僕はその選択をしなかった。だけど後悔もなかった。それは自分で決断し選択したからだと思う。
自分で決断し選択する人生を送るようになると後悔が減っていく。自分の人生を送る方が孤独の時間は増えるけど、それでも生きたい人生を生きれる方が僕にとってはメリットが大きかったなと思う。
ここ何年かでかなり僕の生活は変わってきてるけど、それもフリーランスという働き方に向けて行動し続けてきたからだと思う。僕がその決断をした時、日本ではフリーランスとして働いている人はまだ少なかった。
今でもフリーランスは少なくて、増えているのは副業か会社勤めでリモートで働いている人がほとんどだと思う。それでも僕は周囲のことはあまり気にしなくなったので、フリーランスへの選択は割と簡単だった。
そのための行動もしてきたので、迷わずに済んだのだと思う。いつでも決断できるように僕は毎日のように色んな情報を集めながら、自分に足りない物を学ぶようにしていた。
行動したら選択肢が広がり始めた
実際にどんな行動をとったかというと、とにかく多くの人が持っていない知識を取り入れようと勉強し始めたことが大きな変化だった。
プログラミングについて基礎から学び始め、フレームワークやデータベース、インフラに関すること、バージョン管理についてなど、調べれば足りないことはどんどん見えてきた。
とにかく勉強しようと思った。そしてそこで学んだことを活かすために自分をアピールしていこうと思った。
クラウドソーシングを使って提案しながら、顧客候補となりうる人たちにメールを送り続けた。はじめのうちはすぐに諦めそうだった。それでもどうにか続けていった。これは僕が自分で決めたことだから。自分で諦めたらそこで終わりだった。
ある日一件の案件を取ることができた。LP制作でそれほど金額としては高くなかったけど、それでも自分にしたら初めての案件で、この一件の存在はその後にも続いていくことになる大きな一件だった。
そこから数件の案件を得ることができて、いくつかの実績を重ねたことでポートフォリオが充実し始め、自信がついてきている実感があった。
ここからさらにまた顧客候補に提案とメールを送り続けた。不思議なことに何も考えていない時ほど、仕事というのは舞い込んでくる。
コロナでこれだけ不況だと言われているにも関わらず、僕は仕事を作り始めている。それも継続的に自分の知識と経験で、自分にしかできない仕事を作り始めている。
これは誰でもできることではないと思うが、僕と同じようにこれから経験しようと思えばできる人は多くいると思う。それには決断し選択しを増やし、行動することが必要になってくるが、そこを乗り越えられるのであれば、きっとあなたもうまくいく。
もう辞めたいのであれば今がそのタイミングかもしれない
会社を辞めたいと思うのであれば今すぐ辞めたっていい。会社は引き止めるかもしれないし、気にも止めてくれないかもしれない。だがそんなことはどっちでも良くて、大事なのはあなたがどうしたいかだ。
今すぐにでも始めたいことがあれば始めれば良いし、不安が大きくて自分にうまくやっていく自信が持てないのであれば、何か勉強するなり、誰かに相談するなり、何かしらの行動を起こした方がいい。話を聞いてもらえるだけでも心は落ち着くはずだから。
こんな景気だから、あまり外で働いていて良い気持ちにはならないかもしれないけど、僕はあまり影響も受けずに楽しく暮らしています。あなたはどうですか?