フリーランスプログラマーのためのマーケティングとブランディング


フリーランスプログラマーにとっては、ただ仕事をこなせるというのと、自らマーケティングやブランディングができるというのとでは、活動にも色々と影響してきます。どんな影響があるのかというと、例えば、

・選択肢を絞る(意思決定や決断)
・ターゲットの選定
・市場の選定
・必要なスキルの判断
・開発するコンテンツ

などを考えていく上では、マーケティングに関する知識が必要になります。なんでもやれれば良いというわけでもなくて、やはり自分で顧客を集め、その顧客相手に自分が何をやらなくてはいけないのかを考えていかなくてはいけません。

とはいえ、自分がやりたいことが中心になってしまうのは良くなくて、考えなければいけないのは、

自分が相手にする顧客は何か。

そして、

その顧客が抱えている欲求は何か。顧客はどう変わるか。

です。

それを知るにはマーケティングが必要になるわけです。顧客が考えていること、欲していることを知るために、データ分析をしたり、アンケート調査をしたりして、顧客について知ることができなければ、本来はビジネスの方向性など見えてこないのです。

ただ自分がやりたいことを追求するのであれば、副業や趣味として続ければ良いでしょう。その方が気楽に続けることができるはずです。ですが、利益を上げなくてはいけないのであれば、まずは顧客について知らなければいけないことがたくさんあります。

顧客ターゲットを20代から40代の男女。会社で働いていて、家庭があり、子どもがいて、いくらかの負債を抱えていて、副収入があればいいなと考えているとしましょう。

そんな顧客が求めているサービスやコンテンツはどんなものか。考えられることは、

・無理のない資産構築についての情報
・隙間時間でも始められる副業
・趣味を仕事に変える方法
・SNSを使った集客法
・コンテンツ制作代行
・ビジネスの始め方
・簡単にネットビジネスでお金を稼ぐ方法


といったことが考えられます。

では、顧客ターゲットを30代子育て中の専業主婦。在宅でもできる仕事がしたい。そのためのスキルを学びたい。家計の足しになるだけの仕事を作りたい。

このように考える顧客を相手にするのであれば、求められているコンテンツやサービスは、

・在宅でもできるプログラミングスキル
・子育て中の専業主婦のための勉強法
・長期安定型の投資法
・リスクの少ないネットビジネスの始め方
・経験が活かせる働き方
・節約術や時間管理法


といったものに興味を持つかもしれません。

ここまでの流れの中で、「顧客は何か」そして、「顧客の欲求」について考えてきました。あとは「顧客はどう変わるか」も考えてみましょう。

20代から40代の男女。会社で働いていて、家庭があり、子どもがいて、いくらかの負債を抱えていて、副収入があればいいなと考えている顧客

この顧客の場合の変化について考えられるのは、

・歳ととることによって仕事を失うかもしれないという不安
・子どもにかかる養育費
・老後の生活資金の圧迫
・新しいことを学ぶ意欲の喪失
・健康状態の悪化
・定年まで続く負債


といった不安要素が膨らむことが考えられます。この不安要素をいかに解決させるかということを考えると、将来的な顧客に提供できるサービス案を考えていくことができるようになります。

・歳ととることによって仕事を失うかもしれないという不安
→年齢に関係なく仕事が作れるスキル

・子どもにかかる養育費
→子どもの将来を見据えた資産運用

・老後の生活資金の圧迫
→老後のための資産運用

・新しいことを学ぶ意欲の喪失
→好奇心を取り戻すためのメソッド

・健康状態の悪化
→無理なく始める健康体を取り戻す方法

・定年まで続く負債
→ファイナンシャルインテリジェンスについての知識

この答えを導き出すのがマーケティングなのかというと、そうではありません。マーケティングの本当の目的とは、自分がターゲットとする全ての顧客へアプローチをかけていくことが目的としなければいけません。

多くの間違っているケースは、

自分がやりたいことは何か

からビジネスをスタートさせてしまっているケースです。

ですが、マーケティング視点で考えるのであれば、

自分の顧客が求めていることは何か

ここから自分のビジネスをスタートさせなくてはいけません。

いろんな捉え方が出来ると思います。「顧客が欲しいもの」というと、考え方次第では、「自分が欲しいもの」としても考えることができるはずです。

つまり、自分も含めての顧客であるということは、まずは「自分が欲しいもの何か」から始める場合もあるということになります。

ですが、これは「自分がやりたいことは何か」が「自分が欲しいものは何か」と結びついているわけではないので、間違ってはいけません。

少し整理をするならば、

「自分がやりたいことは何か」は趣味や副業として考えてみる。

「顧客(自分)が欲しいものは何か」は本業として考えてみる。

こんなふうに考えると、マーケティング的視点でビジネスを進めていくことができるようになります。

では、「顧客(自分)が欲しいものは何か」がある程度明確に見えてきたならば、そこから自分にできることや、これから学ぶべきことを考えていきます。

・歳ととることによって仕事を失うかもしれないという不安
→年齢に関係なく仕事が作れるスキル

プログラミングスキル、ライティングスキル、デザインスキルを使ったクラウドソーシングの活用法など解説。

・子どもにかかる養育費
→子どもの将来を見据えた資産運用

早い段階から無理なく始められるような投資についての知識を提供。

・老後の生活資金の圧迫
→老後のための資産運用

将来を見据えた資産運用の始め方を解説。

・新しいことを学ぶ意欲の喪失
→好奇心を取り戻すためのメソッド

好奇心を取り戻すための心のブロックを取り除くための方法を解説。

・健康状態の悪化
→無理なく始める健康体を取り戻す方法

いつまでも良い健康状態を維持するための方法についての解説。

・定年まで続く負債
→ファイナンシャルインテリジェンスについての知識

お金の管理方法、運用についてなど全般的なお金の知識の解説。

など、考えられることはたくさん出てきます。この中でも自分がプログラマーであるとすれば、対応できるものとして考えられるのは、

プログラミングスキル、ライティングスキル、デザインスキルを使ったクラウドソーシングの活用法など解説。

これ以外にも提供できるものはないかを考えるならば、

顧客が求めるコンテンツ制作の代行、クラウドソーシングを使ったマーケティグサポート、集客サポートなどもできるかもしれません。

もしくは自分自身が投資や健康管理に興味を持っているのであれば、関連知識を身に付けることで、仕事の幅を広げることも可能になります。

ここでブランディングについて考えてみようと思うのですが、まず、ここまでの流れの中で、やれることというのが、

プログラミングスキル、ライティングスキル、デザインスキルを使ったクラウドソーシングの活用法など解説。

顧客が求めるコンテンツ制作の代行、クラウドソーシングを使ったマーケティグサポート、集客サポート。

投資や健康管理

ということが見えてきました。この範囲をカバーするということが、ビジネスとしての方向性であり、ブランドに結びついていくわけですが、さらに自分がやれることを細かく考えていくことにします。

・プログラミングスキル
Pythonを活用したデータ分析やマーケティング

・ライティングスキル
20代、30代のサラリーマン向けの副業解説

・デザインスキル
女性に好まれやすいウェブデザイン作成

・集客
YouTubeやTikTokを使った若者向けの集客法

・投資
リスク分散型のバリュー投資

・健康管理
自宅でもできる無理のない体力づくり

ここまで自分がやれることが明確になっていけば、ビジネスの方向性もかなり定まってきます。この答えというのが、具体的に顧客に向けられていくサービスやコンテンツであり、自分にとってのブランドになります。

このブランドを時間をかけてじっくりと育てていき、顧客に認知してもらいながらも、シェアを広げていかなくてはいけません。それは時間がどうしてもかかることでもあるし、大変だと感じることも多いでしょう。

ですが、短期間のうちにブランド力を育てていけるほど、甘くはないということを初めから分かっていれば、ちゃんと考えるべきことは考えておこうという気にもなるのではないでしょうか。

僕自身これだけの考えをまとめられるようになるまでには、数年は時間がかかっています。フリーランスとして活動を始めてすぐにはこの考えを持ってはおらず、やはり、「自分がやりたいことは何か」を優先させてしまっていました。

結果として、「顧客(自分)が欲しいものは何か」「自分がやりたいことは何か」に結びついていくのが一番の理想でもありますが、それがなかなか難しいのです。

それに加えて、競合だとか需要なんてことまで考えないといけないわけですから、一冊の本ができてしまうほどの情報量になってしまうのは間違いないですね。


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