
インターネットとの付き合い方
インターネットというものを使い始めて長いこと経つけれど、その中で失われたものだったり、新たに得られるもの、色々あったんじゃないかなと思う。
今はなんでもネットを使えば答えの見つかる時代に、じゃあ自分には何ができるのかと考えてはみるものの、そう簡単にその答えが見るかるわけもなく、インターネットのすごさにはいい意味で呆れてしまう。
だけど、あまりインターネットを使うことに慣れすぎてしまうと、自分で考えたり思い返すような時間が減ってしまうこともある気がする。
それに人と会話したり、気を遣ったり、喜ばせたりなんてことをしていたのも、段々と減ってきてしまって、なんだか寂しい気にもさせられる。
インターネットって確かに便利だし、それを作った人はすごい人なんだろうなとは思うけど、それに腰をおろしてばかりもいられないな、という気がしてきているのです。
ちゃんと自分の頭で考えて、失敗して、ちょっとだけ上手くいって。
そんな繰り返しの中で、自分がやり続けたいことを見つけないといけないかと思っているところです。
子どもたちにはできるだけ言葉というものを大事にしてほしいし、本というものに触れて学べる楽しさをまだまだ味わってほしい。
そんな欲張りも出してみるのも良いかもしれないなと思っています。
だって、インターネットではできないことって、まだまだたくさんあるだろうし、今この瞬間の本当に正しい答えなんてものは、自分で確かめてみたいと分からないことだらけなはずです。
そんなことにまでインターネットに甘えてもいられません。
できるだけ自分ができることを精一杯やってみた上で、他にはどんな人が遊んでいるのかな、といった風にインターネットが使える時代がくるとおもしろいんじゃないかな。
そういえば昨日、そんなことを考えていて娘たちに絵本をプレゼントしてみた。
妻からしたら少しだけ難しそうな本だったと言われてしまったけれど、それもまた今しかできないことだからと付け加えて、インターネットでは分からないこともあるというのが分かるおもしろさでもあるんじゃないかなという気がしている。
本ってやっぱりおもしろい。