ひとりでやる

 「ひとりでやる」ってことがとにかく大事なことだと常々考えている。組織の中で何度も何度も働き続けようとしてきた。(そんなに多くはないけれど)でも、やっぱり自分が理想とする働き方なんてできそうにもなかった。家族を大事にすることだったり、自分の時間を大事にすることだったり。どれも組織に多くの時間を奪われてしまうことになる。例えばだ。自分がプログラミングを学んで、仕事を作ることにしたとしよう。でも、組織の中で働き続けている限りは、そんな時間は少しも残ってはいないはずだ。それもそのはず。組織というのは安定収入を与える代わりに、根こそぎ僕らの自由な時間を奪い取ってしまうのだから。どれだけもがいたところで、どれだけ報酬を上げろと騒いだところで、なにも解決しないものなのだ。だから僕は常々考える。やりたいことがあるのなら「ひとりでやる」ことだってね。

 幸いなことに僕の性格というのは、わりかしひとりでいることが苦痛ではなかった。日本人のほとんどがひとりでいることに不安を感じてしまうようで、どうしても会社で働かないといけないと考えているし、必ず結婚をしなければいけないかのように誰彼構わず語り続けている人なんかもいる。そんな人たちに囲まれて生き続けるのは、僕にとってはあまりにも窮屈で仕方がなかった。なんで必要ともしていない買い物をたくさんして、借金まで背負わされて働き続けなくちゃいけないんだろうといつも思っていた。家を買ったり、車を買ったり、結婚して子どもが生まれ、養育費を払うようになって、いろんな保険金をかけて…。これは大変なことになるだろうという予想はすぐにできた。とはいえ今の僕は結婚もしているし、ふたりの娘たちもいる。愛犬とも暮らしている。だからと言って世間様が言うような暮らしや働き方ができているわけではない。今でもその世間様を否定的な目で見ているのには変わりない。だけど、そう言う価値観もあっていいじゃないかと、そう思えるようになってきたのは妻の理解力が大きかったからだと思う。みんなそれぞれの価値観がある。それを共有しすぎてしまうから、世界がおかしなことになってしまう。戦争だって起きる。当然起きる。価値観のぶつかり合いだったりもする。アメリカの独裁政治に負けるななんて誰が騒いでいるのだろうと思う。離れたところでは、どうでも良いと自由気ままに暮らす人たちが大勢いる。ジョン・レノンも平和に対する歌をたくさん歌っていた。「想像してみて…」、時代は繰り返すものだから、またみんなジョン・レノンの歌をたくさん聴く日がまた来るんじゃないだろうかと思う。そんな朝だった。

 ひとりでやるというのは、悲しいことでも辛いことでもないんだよ。もしそんなことを感じているのなら、それはやる必要のないことをやっているんじゃないかな。本心からやりたいことをやろうとするときはいつだってひとりでいられるものだ。

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