「経歴」よりも「実力」

 ベンジャミン・グレアムとデビット・L・ドッド著者の「証券分析」という本を手にして思ったのは、こんなに分厚い本を買う人よりも、もっとお手頃ですぐに読み終えてしまう本の方がきっと好かれるのだろうなということ。でも、そんな薄っぺらな本を読んで結果を出した人は一体どれくらいいるのだろう。結果を出してきた投資家のほとんどがこの「証券分析」という本を読んでいるという事実はかなることがない。紛れもないバイブルになっているのです。

 プログラマーがプログラミングだけをしなければいけないなんて誰が決めたのか僕も同じようにして、プログラミングで食っていこうとしたし、いろんなことを勉強してきた。でも流行っているものというのは結局競合性が高まっているうちはあまり利益を上げられないという点において、投資にかなり似ている。つまり、市場状況に左右されて行動を決めてしまう人は、ほとんどの場合結果を出せないということになり、本質的な部分において価値がかなり高いのに続けようとしないものに関して、時間やお金を投資するべきなのではないかと思う。僕はプログラマーでありながらも、ライター業や盆栽業、投資だってやる。誰も読まないだろうと、妻に馬鹿にされながらも笑ってしまうような、そんな本を読んでは、その中に書かれてあることから多くを学び、利益に結びつけることができている。「それはただのライターでしかないだろう」そういう人もいるかもしれないけれど、プログラマーだからライター業をしてはいけないなんて決まりもない。僕はそもそもプログラミングは好きで始めたのだから、仕事にしなくてもいい。でも効率よくお金を稼ぐには良い手段だとも思っている。フリーランスとしても強い武器になると思っている。だから今でも勉強を続けている。だけど、それだけでは食ってはいけない。個人として仕事をどんどん取れるようにするには、「経歴」なんてものに依存していないクライアントを相手にしないといけない。フリーランスにはそもそも「経歴」は必要ない。「経歴」が必要なのは昔ながらのお堅い企業だけだ。その概念を若者が今でもなお受け継いでいるというだけで、実際には「経歴」ではなく「実力」で仕事は取りに行くべきだと思う。仕事がないという状態は実力がないのと同じだと考えてもいい。

 ふと思う。「証券分析」なんて本を読むプログラマーやライターがどれだけいるだろうかと。

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